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Ⅰ フォトグラファー市橋織江 / Ⅳ 作品・GF /


Cover story

スコットランドのとある地方。
小さな街と街の間はほとんどが牧草地で、たくさんの羊が
放牧されています。
「PUBLIC ROAD」と書かれた小さな道に入れば、誰かの
牧場を抜けながらどんどん歩いていけるのです。
それは、羊たちの家の中を通らせてもらっているような
不思議な道。
いくつもの丘を越えると、やっと小さな街が見えてきます。

 

Cover story

とってもキュートな女性が2人、働いていたカフェ。
何十年も前からあるかのように落ち着いた雰囲気のなか、
おじいちゃんたちがのんびりお茶を飲んでいる。
店内の暖かさと居心地のよさになかなか動けなかった。
外は寒い冬のアイスランド。
身も心も温めてくれた幸せの一杯。


Cover story

パリ17区。華やかな中心部とは雰囲気が違う街ですが、
部屋の窓から見える景色が好きで、特に夜明けの美しさには
毎朝見とれていました。
モンマルトルの丘の上の白いサクレクール寺院が、朝陽に
染まる。
不思議とこの時間になると目が覚めて、カーテンを開けて
写真を撮ってはまたベッドにもぐりこむという日々でした。

Cover story

冬、北海道へ馬に会いに行った。
朝から降り続ける雪のなか、真っ白な雪原に佇む
馬たちはとても美しく、激しく、私は心を打たれた。
夕方に雪が止み、太陽の光がわずかに差して、
馬のたてがみに積もった雪がきらきらと光っていたのが
とても強く心に残っている。

Cover  story

フィンランドに住むアーティストのアトリエを訪ねた。
コンクリートの壁と高い天井という無骨な印象の空間に、
たくさんの花と彼女のデザインした綺麗な色の
ファブリックがマッチしていた。
色とりどりのものたちのなかでも、ただの紙コップに
生けられた白い実に吸い寄せられ、何枚かシャッターを
切った。