カメラ日和 vol.47

現在発売中の「カメラ日和」3月号に

市橋織江の「IMPRESSIONNISME」の写真が掲載されております。

その中のコメントを一部紹介させていただきます。

 

市橋織江 「印象主義写真」

“写したいと願うのは、自分が感じた空気と印象”

「IMPRESSIONNISME(印象主義)」は今回のパリでの撮影中に見つけたテーマです。
このときは撮影のスケジュールが3日しかないのに2日半は雨という予報。
気持ちいい風景が探せずに苦しんでいました。だけど、ちょうど読んでいた19世紀の
印象主義の本に救われたんです。
“具体的な被写体を写実的に”ではなく“身近な風景を光と空気で包まれた印象として”
表現する考え方に、初めて自分の感覚に合う言葉に出会ったように思いました。
街に出てみたら、雨の路面に映ったエッフェル塔や夕暮れの街角・・・・・・いつもは撮らない
暗い中でも撮りたい風景画見えてきて。
本には「影の中にも実はたくさんの色がある」と書かれていて、それも響きましたね。
どんな状況でも“自分が感じたこと”が大事なんだと、今はそんな気がしています。